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【胃部X線検査(胃透視)の経過観察について】
X線検査はバリウムの溜まり具合や胃、十二指腸の変形などの間接的な所見で診断しています。さらに確実にその状態を把握するため、またそれに似た所見が「がん」の場合にも認められるので、内視鏡検査で直接胃、十二指腸を観察することが重要です。下記などの所見を指摘されている方は、内視鏡検査を受診されることをお勧めします。

所見 解説と治療方針

ポリープ
胃の粘膜が限局的に増殖して、盛り上がってできた「きのこ」状の塊です。「ポリープ」はこのように隆起した病変の総称ですので、初めての指摘には内視鏡検査、組織検査で「質的な」診断が望まれます。ほとんどが良性のポリープですが、全体の5〜10%に癌化する可能性のある腫瘍性のポリープがありますし、ポリープ(隆起)型の癌もあります。腫瘍性のポリープでは以後は内視鏡検査による定期的な経過観察が必要なことが多いです。中には「胃底腺ポリープ」といって、心配する必要のないポリープもあります。胃底腺ポリープは女性に多くみられ、直径5mm以下の境界明瞭な円形のことが多く、多発することもしばしばあります。胃液を分泌する胃底腺が増殖したもので、基本的には放っておいてよいポリープと考えられます。
胃粘膜下腫瘍 胃の粘膜の下の組織にできた腫瘤です。多くは良性ですが、稀に悪性の腫瘍もあります。特に大きなもの(2cm以上)は悪性の可能性が高くなります。消化器科専門医の診察と精密検査が必要です。
胃/十二指腸潰瘍 胃や十二指腸の表面(粘膜)が胃酸に侵されて傷がつく病気です。ピロリ菌感染、ストレス、喫煙、アルコール、薬剤などが原因となり潰瘍ができます。X線写真ではバリウムの異常な溜まり具合や胃、十二指腸の変形で診断されます。X線はあくまで「影」で診断しているので、さらに確実にその状態を把握するため、またこれに似た変化が「がん」の場合にも認められますので鑑別が重要です。内視鏡検査を受け、潰瘍があれば治療が必要となりますので消化器専門医にご相談下さい。
胃潰瘍
瘢痕
胃潰瘍が治癒した痕(傷痕)のことです。X線写真では胃の変形や胃粘膜の襞の引きつった集中像などが見られます。これに似た変化は「がん」の場合にも見られることがあります。内視鏡検査と消化器科専門医の診察が必要です。
十二指腸潰瘍瘢痕 十二指腸潰瘍が治癒した痕(傷痕)のことです。定期的な経過観察が必要です。